「基礎からわかるTCP-IP-ネットワークコンピューティング入門-第3版」 を読んでみました。

基礎からわかるTCP/IP ネットワークコンピューティング入門 第3版
- 作者: 村山公保
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
内容紹介では以下のように書かれています。
TCP/IPネットワークの実際が基礎から理解できる! TCP/IPを真に理解するため、ネットワーク技術の解説はもちろん、コンピュータ内部の構造、 データやパケットをやり取りする仕組みを解説した一冊。豊富な解説図により、パケットやメッセージの動作がよくわかります。
目次以下のようになっています。
- 第1章 TCP/IP入門
- 第2章 TCP/IPの理解を助けるアプリとコマンド
- 第3章 ネットワーク技術を支えるコンピュータの基礎
- 第4章 ネットワークの基礎知識とTCP/IP
- 第5章 IPはインターネットプロトコル
- 第6章 TCPとUDP
- 第7章 TCP/IPアプリケーション
- 第8章 IPを助けるプロトコルと技術
元々、Twitterでフォローしている方が、この本をかなり推していたので試しに読んでみたのですが、
これは本当にいい本でした。
元々、初版は15年以上前に発売されていて私が読んだのは第3版となります。
版を重ねるごとの変遷を私は抑えていないのですが、全く古さを感じさせない内容でした。
むしろ新しいサービスの名前などをキーワードとして盛り込んでおり、読者の理解を助けているように思いました。
ネットワークの基礎だけではなく、そのベースとなるコンピュータの基礎も抑えられていて、読み進める度にどんどんと知識が整理されていく感覚を覚えました。
また、基礎といいつつも、ただ浅い部分に言及しているだけではなく、けっこう深い部分にも話は及んでいます。
ネットワーク関係の本は、もともとネットワークに興味がある人にとっては読み進めるのに苦労は無いかもしれませんが、
そうでない人は、途中で飽きが来てなかなか読み進める速度が上がらなかったりしがちです。
が、この本は、ネットワークの仕組みや動きの図解や例えがとてもわかりやすく、読み進めるのが楽しかったです。
図の部分だけでも何度も見返すだけでも、理解を深めたり知識の整理ができます。
現在の世の中を支えるインターネット、WEBというものへの理解を深めるためにも、 ITエンジニア全員が読むべき名著だと思います。