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PuTTY で SSHトンネル用のポートフォワード設定

PuTTY(パティ)での、SSHトンネリングするためのポートフォワード設定方法です。

今回使用している PuTTYが ごった煮版 ではない ので、スクリーンショットは日本語表示になっていません。

以下は公開鍵認証でのssh接続をする例になっています。


前提

PuTTYで公開鍵認証でのssh接続をするためには .ppk(PuTTY形式)の秘密鍵が必要になります。

PuTTYgen を使って .pemファイル から .ppkファイルを作成しておく必要があります。
.ppkの秘密鍵作成時にパスフレーズを設定することになります。

以下は .ppkファイルは作成済みであるという前提での手順になっています。


踏み台にするサーバへのssh接続設定

踏み台用サーバへのssh接続のための設定です。通常のssh接続の設定と何も変わりません。

f:id:nini_y:20210417002354p:plain

Category : Session で以下を設定します。

  • Host Name (or IP address)
    • ssh接続する踏み台サーバのホスト名( or IPアドレス) を入力します。


f:id:nini_y:20210417002814p:plain

Category : Connection > Data で以下を設定します。

  • Auto-login username
    • ssh接続するユーザ名 を入力します。


f:id:nini_y:20210417002958p:plain

Category : Connection > SSH > Auth で以下を設定します。

  • Private key file for authentication
    • 「Browse」ボタンをクリックして、用意してある.ppkファイル を選択します。


ポートフォワード(ローカルフォワード)の設定

f:id:nini_y:20210417003755p:plain

Category : Connection > SSH > Tunnels で以下を設定します。

  • Source port
    • ローカルで待ち受けするポート を入力します
  • Destination
    • 転送先のサーバのホスト名( or IPアドレス):転送先サーバのポート を入力します

上記入力後に「Add」ボタンをクリックします。


設定内容の保存

f:id:nini_y:20210417002354p:plain

Category : Session の Saved Sessions に適当な名前を入れて「Save」ボタンをクリックします。


接続

「Open」ボタンをクリックします。

以下のような内容が表示されるので、.ppkファイルに設定したパスフレーズを入力して Enter を押します。

Using username "XXXXXX".
Authenticating with public key "imported-openssh-key"
Passphrase for key "imported-openssh-key":

これで、踏み台サーバへの接続とポート設定の待ち受けができた状態になります。

あとは、設定したローカルでの待ち受けポートへの通信を行えば、ポート転送が行われます。



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