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AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(AWS Certified Solutions Architect - Associate)の資格を取ってみました。(合格しました)

規約的にも細かな試験内容等書いたりはしませんが、受けてみた感想とか書いてみます。
もちろん、今回私が受験したバージョンの試験の話になります。(将来的には改訂になる部分もあると思います)


試験概要

  • 試験コード:SAA-C01
  • 試験時間:130分
  • 出題数:65問
  • 試験形式:多肢選択式
  • 受験料:15,000円(税別)
  • 試験範囲とその割合:
    • 回復性の高いアーキテクチャを設計する(Design Resilient Architectures)34%
    • パフォーマンスに優れたアーキテクチャを定義する(Define Performant Architectures)24%
    • セキュアなアプリケーションおよびアーキテクチャを規定する(Specify Secure Applications and Architectures)26%
    • コスト最適化アーキテクチャを設計する(Design Cost-Optimized Architectures)10%
    • オペレーショナルエクセレンスを備えたアーキテクチャを定義する(Define Operationally Excellent Architectures)6%

上記の本試験とは別に模擬試験というのを事前に受けることも可能です。
模擬試験の受験料は 2,000 円(税別) です。


受けてみての感想

受験してみての個人的な感想です。

  • アソシエイト と名のつく資格というのは一般的にかなり簡単に取れるというイメージがありますが、この資格に関してはそんなこと無いです。
    • というか、まーまー難しい
  • 普段、AWS触ってない人が受験するには敷居が高いかもしれません。まず、AWSのサービス名や用語などを覚えたり身につけたりする必要があるため。
  • 普段からバリバリにAWS触っている人にとっては、そこまでの難易度では無いのかも。
  • それでも、試験対策をしたり模擬試験は受けた方がいいと思います。
    • 模擬試験等を受けてみないと、この試験では一体どういう方向性での問いがあるのかの傾向が分からないためです。
  • ある程度具体的なユースケースに対して、そのユースケースの課題解決のためにAWSのサービスをどう組み合わせて使うのかという設問がいくつもみられます。
    • こういう設問を解くためには、AWSの各サービスの名前知ってたりするだけでは足りません。AWS上で一般的にどう設計するかということを知っておく必要があります。
    • (Javaの資格試験では重箱の隅つつくような設問があったりしたのに比べて、この資格試験は圧倒的に意味があるなーと思いました。)
  • 設問によって、コストの低減をもとめているのか、パフォーマンスをもとめているのか、可用性をもとめているのか、セキュリティ要件の達成をもとめているのか、運用負荷が下がることをもとめているのか といった事が問題文の中にきっちり書かれていることがあります。それを見落とさないようにしましょう。
    • "設問の中に出てくるユーザの要件は何なのか?"、"自分が選択した答えでもやりたいことを達成できるけどオーバースペックや高コストになっていないか?" などを考えるのが重要だと思います。


まとめ

まとめ?になるのか分かりませんが、
この資格を取るための勉強をしていくうちに、AWS上でのサービスの構築をする上での、AWSのベストプラクティスを結果的に学んでいくことになります。
場面場面にあったサービスやサービスのタイプの使い分け、組み合わせなどを身につけていく事ができます。

資格を取ることだけが目的とならずに、その資格が求めている素養を一定程度身に付けることに繋がっているように感じます。
そういう意味では、けっこう取得する価値がある資格なんじゃ無いかと思いました。



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