INEVITABLE ja night インターネットの次にくるものに参加してきました。
以下自分用のメモです。
概要
Google Cloud に代表されるクラウド技術の進化によって引き起こされるその先の世界を、
機械学習、VR / AR、IoT などの領域で活躍されているスタートアップの方々と一緒に議論する
- 開催日: 2017/6/12
- 場所: ザ・プリンスパークタワー東京
「不可避な未来」x「NEXT 5 BILLION」対談
服部 桂 氏(ジャーナリスト), 北浦 健伍 氏(AGRIBUDDY LIMITED), 小島 英揮 氏(パラレルマーケター)
- 攻殻機動隊の世界観がリアルに
- クラウド以降のエコシステムが創った不可避な流れ
- Cloud ⇒ Big Data, Mobile ⇒ AI, VR, IoT
- エコシステムの延長としてAI, VR, IoTが来ている。ただのトレンドではない
- 日本における不可避な流れ=人口の減少
- 労働人口、消費人口の減少。このままだとGDPの減少
- 重要な市場:NEXT 5 Billion
- エコシステムの拡大余地
- 「THE INEBITABLE」 KEVIN KELLY
- 翻訳「インターネットの次に来るもの」
- 具体的な未来予想図ではなく、今起こっている12の不可避な流れから来るべき未来を読み解く
- Agribuddy
- 25億人が新興国小規模農家
- 我々の胃袋は新興国小規模農家によって支えられているが、小規模農家はみんな貧しい
- データがあれば正しい処方箋を作成できる
- 信用 = 過去の履歴 × 将来の予測
- AI, VR, IoTの中で期待するものは?
- VR
- 知識ではなく感覚の共有。テキストベースではできなかった体験やコンテキストを共有する
- Cloud as Real Corpus
- AIに食わせる燃料がVRやIoTによって吸い上げられる。昔に比べて巨大なエネルギー(データ)が集まっている
- 吸い上げられルデータ量が桁違いに増えて、現在のビジネスモデルでは扱えないかも
- 恣意的ではない自然なデータが集まることが重要。そのためにIoTやVRが重要
- 日本市場が縮小していく中でエンジニアや起業家に求められるものは?
- 海外では日本のような空気を読むことはないので、伝えることの重要性が高まる
- コンテキストや感情を新しいツールやサービスで伝えるということが今後のアプリケーションに求められる
- Next 5 Billion のために、文字が読める前提というのが覆さなければならないかもしれない
- 文字ではない別の表現で伝える必要性がある。頭の中のイメージをそのまま伝える
- これからの起業の拠点は日本ベースがいいか、世界に出てしまうのが良いか?
- 顧客がどこにいるかが重要
- 体制が出来てからハードルを越えるのは結構厳しい
- 日本で上手くいったビジネスを世界に持ち出すのはあまり考えない方がいいかも。
- 世界に出るなら最初から日本の常識を無視したほうがいい
- 近代的な人間が創った国という概念が壊れるかもしれない。国を超えた状態で考える必要がある
- 日本のパスポートは世界でも指折りのもので、世界に出ていきやすい通行手形。そういう意味では有利
- VR
- Next 5 Billionは今のところはがら空き。フロンティア。
- 未来は想定外が必ずある。コンピュータによって創造力のオプションを増やす。
- 大きいものが小さいものに勝つのではなく、速いものが遅いものに勝つ
Google のプロダクト開発
徳生 裕人 氏(グーグル合同会社)
- Next Billion
- Mobile First & Mobile Only というユーザが今後のターゲット
- 新興国は一つのステレオタイプが当てはまるということはない
- 接続状況、端末スペック等は日本などに比べると圧倒的に劣る
- 少ないメモリでも動作するAndroidを作るしかなくなった
- みんなにとっての新しい市場。全員にとってスタートライン
- Machine Intelligence
- 新しい技術によるサービスをユーザに届けるタイミングが重要
- Smart Reply
- Voice Recognition 雑音下でのエラー率が低減
- 各自が機械学習の素養を持つことが重要になっている
- Google全社員に機械学習の研修を受けさせようとしている
- Google Assistant
- Google Lens
- Google Assistant
- 今後色々なデバイスと組み合わさっていく必要がある
- Actions on Google
- 世界中のプロダクト・サービスとの連携
IoT、AI、VRの未来を語るディスカッション
玉川 憲 氏(株式会社ソラコム), 岡田 陽介 氏(株式会社ABEJA), 芳賀 洋行 氏(InstaVR株式会社), 及川 卓也 氏
- SORACOM
- 日本発でグローバルに通用するプラットフォーム
- 通信の民主化
- 通信をセキュアに管理できる仕組み
- ソフトウェアで作り上げたバーチャルキャリア
- ABEJA
- 日本のTOPレベルの教授等と組んでいる
- NVIDIAと組んでいる
- InstaVR
- VR制作は一般的にはコストが高い
- InstaVRはVR制作工数を削減する
- 採用10000社
- IoT, AI, VRについて
- IoT
- DeepLearningやる上では必須。データが爆発的に増えるので学習データが増える
- エッジ側でのAIも重要。工場や小売店の中でAI
- IoTの技術は発展途上。今年、来年にはモノ向けのクラウドが進化していく
- AI
- 人間には発見できなかった最適解を見出すのが楽しみ
- VRのヘッドトラッキングデータがAIに利用できるのではないか
- ABEJAは基礎アルゴリズムも作りながら、だれでも使えるサービスなども提供している
- 一番のボトルネックは通信
- VR
- 以前に比べて圧倒的にVRは民主化された
- Virtual=本質。ユースケースによって本質は異なる。今後はもっと本質が伝えられるようになる
- 製造業等の職人に独特の感性がある。その感性をVRで伝えるのに有用なツールとなりうる
- AI化した知見をVRを通じて人に継承する
- ヘッドセットも今後もっと多く出てくる可能性が高い
- IoT
- 起業という選択について
- InstaVRは会社ができたのはプロダクトよりも後でした
- ソラコムは、仮想のプレスリリースから先に書いてそこから起業
- 買収したい企業はあるか?
- 起業家精神を持っていることと技術力の高さが合わさることが重要
- 勝つために必要なコンポーネントであれば買収することはある。逆に買われる場合もあると思う