「Kotlinスタートブック」を読み始めたので、とりあえずKotlinの特徴として押さえておきたい点をメモしておきます。

Kotlinスタートブック -新しいAndroidプログラミング
- 作者: 長澤太郎
- 出版社/メーカー: リックテレコム
- 発売日: 2016/07/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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開発元
JVM言語である
KotlinはJVM言語であるため、JVM上で動作する。また既存のJava用のライブラリやフレームワークといった資産を利用できる。
JetBrains社は、"KotlinとJavaの相互運用は100%"と謳っている。
Kotlinで記述したプログラムから、Javaで記述されたプログラムを呼び出すこともできるし、その逆もできる。
簡潔さ
Kotlinはコードの見た目とそのはたらきの面で簡潔である。
セミコロンや型の指定の省略、データクラスや拡張関数等の機能を提供している。また記述されたコードは直観のままに動く。
簡潔であることで学習コストが小さく、プログラマの習熟レベルの違いによるコードのばらつきを抑えることができる。
安全性
KolinはJavaよりも安全に設計されている。型やnullの扱いが厳格。
特にnullにまつわる安全性確保の仕組みを「Null安全」と言う。
静的型付け
Kotlinで記述したソースコードはJavaバイトコードに変換される。
オブジェクト指向
Kotlinはクラスベースのオブジェクト指向言語である。Javaと同じように定義されたクラスのインスタンスを生成することができる。
ただし、intやcharなどのプリミティブ型は存在しない、全てがオブジェクトである。
関数型
第一級オブジェクトとしての関数が存在する。関数を通常の値と同様に関数の引数にしたり、戻り値として返したりすることができる。
これにより小さな粒度での再利用が可能となる。
ただし、Kotlinは関数型言語ではない。
採用実績
国内外に採用実績が広がっている。特にAndroidアプリの開発での利用が目立つ。