覚えたら書く

IT関係のデベロッパとして日々覚えたことを書き残したいです。twitter: @yyoshikaw

Linuxでよくお世話になるスペシャルファイルに関するメモ

開発やテストの際などによくお世話になるLinuxのスペシャルファイル(の中の疑似デバイス)に関するメモです


/dev/null

書かれたデータは捨てられる。

null スペシャルファイルを読むと常に end of file が返される。


/dev/zero

書かれたデータは捨てられる。

常に \0 文字(null 文字)が返される


例えば、以下を実行するとnull文字で埋められた10MBのファイルを生成することができる

dd if=/dev/zero of=sample_10MB.dat bs=10M count=1


/dev/full

/dev/full デバイスへの書き込みは ENOSPC エラーとなり失敗する。
この動作を使ってプログラムがディスクフルのエラーをどのように処理するかをテストできる。

[root]# echo "Hello world" > /dev/full
-bash: echo: write error: デバイスに空き領域がありません


/dev/random

可変長の擬似乱数文字列を生成する(ブロックする)


/dev/urandom

可変長の擬似乱数文字列を生成する(ブロックしない)


例えば、以下を実行するとランダムな値で埋められた10MBのファイルを生成することができる

dd if=/dev/urandom of=sample_10MB.dat bs=10M count=1