覚えたら書く

IT関係のデベロッパとして日々覚えたことを書き残したいです。twitter: @yyoshikaw

Rlogin で Ctrl + v で貼り付け操作するための設定etc

Windows で Terminalソフト(SSH接続するため等諸々の用途で利用)は、色々と選択肢あると思います。

有名どころだと、PuTTY, Tera Term, RLogin など。

RLoginは、最初からタブ機能を備えていて結構扱い易いので便利に使わせてもらってます(日本だと結構な人が使ってるのでは?)。


Rloginを使っていく中で自分なりに設定をカスタマイズすることも多いですが、 久しぶりに最初から設定しなおすと設定方法を忘れていることがあるので、ここにメモしておきます。


フォントの変更

ターミナル上で表示する文字のフォントが、デフォルトでは MSゴシック になっていますが、Consolas に変更します。

オプション設定 > フォント > フォントセット 内の デフォルトのの値を MSゴシック から Consolas に 変更  > 適用 クリック

f:id:nini_y:20210410221221p:plain

(上記画面キャプチャでは、"デフォル" になってますが 実際は ”デフォルト” です)


これで、ターミナル上の文字が結構見やすくなると思います。


マウスの左クリック範囲選択でコピー + 右クリックで張り付け

ターミナル上の文字列を マウスの左クリックで範囲選択操作のみでコピーして、マウスの右クリックで 貼り付けできるようにします。

オプション設定 > クリップボード で 以下を実施して 適用をクリック

  • "左クリックの範囲指定だけでクリックボードにコピーする" にチェックを入れる
  • "右クリックでペースト" のラジオボタンを選択する

f:id:nini_y:20210410220832p:plain


Ctrl + v 操作でペースト

キーボードの Ctrl + v の操作でクリップボードのテキストを貼り付けできるようにします。

オプション設定 > キーボード で 以下を実施して 適用をクリック

  • 「新規」ボタンをクリック
  • Assign Key String のダイアログで以下を入力をして OK ボタンクリック
    • KyeCode: V
    • Ctrl にチェックを入れる
    • Assign String に $EDIT_PASTE を入力

f:id:nini_y:20210410222635p:plain

f:id:nini_y:20210410222253p:plain


これで、キーボードの Ctrl + v のショートカットキー操作でも テキストのペーストができるようになりました。


タブの表示を自分で設定した Entry名に固定

RLogin で 複数接続するなどしてタブが表示されている時に、タブに表示する値を自分が設定した Entry の名前に固定します。

オプション設定 > スクリーン で 以下を実施して 適用をクリック

  • 初期タイトルが %E になっていることを確認する
  • OSC 0/1/2 でウィンドウタイトルの変更を禁止する のチェックを入れる

f:id:nini_y:20210410223837p:plain


こうすると自分が設定したEntry名(サーバ識別用の名称)がタブに常に表示されるので、各タブがどこに接続しているかを視認しやすくなると思います。


まとめ

上記以外にもカスタマイズする部分はあったりしますが、初期設定として本エントリの内容だけでもやっておくと、使い勝手が向上すると思います。(個人的に)

Windows Terminal での Tab補完時のアラート音を消す

Windows Terminal で WSL を利用している時などに、Tabキーを押して コマンドやファイルの候補を出そうとすると、
アラート音が鳴るケースがあります。

毎度この音が鳴るのは邪魔なので、鳴らないようにしたいというケースもあると思います。


これを実現するには ~/.inputrc に 以下の記述をしておくことで可能です。

set bell-style none


ということで、以下のように操作すればできます。(以下の操作でなくても vi 等で記述してもいいわけですが)

Windows Terminal で Ubuntu を開いて、以下コマンドを実行します。

echo "set bell-style none" >> ~/.inputrc

この後、ターミナルを再起動すれば、Tabキーを押して補完候補を表示した際の音が出なくなります。


あー、すっきりした。

Chromeを用いてWindowsのPC間でテキストを送受信する

在宅勤務が世の中増えてきてました。

どのような方式で在宅勤務(主にPCを用いた業務)をやるかは様々だと思いますが、
会社によっては、自宅では個人PC(デバイス)を用いて、そのPCから社内のPC環境にアクセスする方式を取ることもあると思います。
(その方式すらも様々だと思いますが)

方式によっては、自宅のPCのデバイス環境 と 業務用の作業を行う環境が接続はされているんだけれども、
例えばテキストのコピー&ペーストすらもシームレスにその環境間では行えないケースもあるかもしれません。

このようなケースで、Chrome(Windows版)で、それを少しだけ改善可能な場合があります。


前提条件

以下が前提条件となります。

  • Google Chrome を 自宅環境、業務環境(やりとりしたい環境)をインストールしている
  • Google Chrome を起動している
  • Google Chrome に 同じアカウントでログインしている
  • 今回のエントリでは、Windows版 Chrome でしか試していません

  • 以下でいくつか通知について記載していますが、通知が表示されるかどうかはWindowsの設定にも依存すると考えられます。


URLを送信する

そもそも、テキストを送る以前に URL をデバイス間で送受信するのには、
上記の前提条件が整っていれば基本的に問題ありません。

まずは、送信元で送りたいURLにChromeでアクセスします。その後URL入力欄右側のデバイスのマーク(「このページを送信」)をクリックして、 送信先のデバイスを選択します。
(今回の例では、 低レイヤを知りたい人のためのCコンパイラ作成入門 のサイトにアクセスさせていただきました。)

f:id:nini_y:20210402213517p:plain


すると、受信側で以下のような通知が来ます。 f:id:nini_y:20210402213509p:plain

この通知をクリックすると、送られてきたURLのサイトが自動的にChromeのタブに開かれます。


テキストを送信する

先ほどのやり方でURLは送信できましたので、次は任意の文字列を送りたいです。

Chrome の URL入力欄に chrome://flags と入力します。
表示された設定画面の検索テキストボックスに clipboard と入力して、絞り込みを行います。

ここで表示された中で以下2つを Enabled にしてください。(もしかしたら、前者の設定は Enabled でなくてもいいかもしれないです。が、一応有効化してください)

  • Enables the remote copy feature to receive messages
  • Enable shared clipboard feature signals to be handled


f:id:nini_y:20210402214223p:plain


有効化すると Chromeの再起動(Relaunch)を促されるので再起動します。


次に、送信側のPCで送りたい文字列をChrome上で書いて選択します。
例えば、Chromeの検索ボックスに文字列を入力して全選択します。(正確には自分が入力した文字列でなく、Webサイト上の文字列を選択しても良いです。)
そのあと右クリックして、「デバイスにコピー」→ "送信したいPC(デバイス)" を 選択してクリックします。

f:id:nini_y:20210402214841p:plain


すると受信側PCで以下のような通知が来ます。

f:id:nini_y:20210402215006p:plain


通知メッセージの通り、文字列が自動的にクリップボードにコピーされた状態になっています。


試しに、メモ帳上で Ctrl + v で貼り付け操作をやってみると、送られてきたメッセージが表示されました。

f:id:nini_y:20210402215249p:plain


まとめ

Chrome を用いて異なるデバイス間でもテキストの送受信ができるようになりました。
完全にシームレスとは言い切れないかもしれませんが、状況によってはこの方法でも作業を改善できる場合もあるかもしれません。

誰かの役に立つといいなーと思ってます。

Mac - 矢印記号の入力

Mac で 矢印(→, ←, ↓, ↑)の入力をする時は、"やじるし" や "みぎ"、"ひだり" と入力して変換することで可能ですが、
日本語入力の状態で以下のキーを押すことで簡単に表示させることが可能です。

    • zl
    • zh
    • zk
    • zj


慣れれば、"やじるし"と入力して変換するよりも、相当早いと思います

Vi で BOMを取り除く

Windows環境でUTF-8のテキストファイルを作成すると、
先頭に BOM(Byte Order Mark)が付いてくることがもれなくです。

Windows環境に閉じてれば問題にはなりませんが、
Linux環境等にそのファイルを持ち込むとBOMによる弊害が生じることもあります。

そのため、Linux環境等では BOM を取り除いた状態にしたいケースがあります。
そのようなファイルが大量にある場合には有用ではありませんが、自分が今扱っている1、2ファイルのみであれば
Vi を使って簡単にとりのぞくことができます。


BOM付きのUTF-8のファイルを用意した状態で

yuki$ file bom.txt
bom.txt: UTF-8 Unicode (with BOM) text

(一応 file コマンドで BOM付きであることを確認しています)


対象ファイルを普通に Vi で開くと BOMの情報については何もわかりませんが

aaa


vi -b {ファイル名} のバイナリモードで開くと以下のようになっています。

<feff>aaa

先頭の <feff> がBOMなので、この <feff> を Viでの編集操作で普通に削除して保存します。
そうすると BOM無しのファイルになります。